聞かれたら困る?春分の日とは。
今年は3月21日が春分の日ですが、日付は毎年変わります。
ところで、春分の日ってどんな日なのか…と聞かれると、説明に困ってしまいますよね。
春分の日といえば、ぼた餅やお彼岸などさまざまなイメージがあると思います。
毎年祝日になりますが、一体どんな日なんでしょう。
今回は、春分の日が毎年日付が変わる理由や、春分の日だからこそやること、そもそもどういう日なのかを詳しくご紹介していきます。
■毎年変わるのはなぜ?
春分の日は3月20日の年もあれば、3月21日の年もあります。
毎年、日付が変わることを不思議に感じている方もいるかもしれませんね。
天文学的には、太陽が黄道上の春分点を通過した瞬間(春分)を含む日のことを春分の日と言うそうです。春分の日を迎えると、昼と夜の時間が同じになり、その日を境に昼が長くポカポカと暖かい気候になっていきます。
そして、地球が太陽の周りを公転するのにかかる日数が毎年日付が変わる理由のポイントになっています。
1年は365日ですが、その日数ピッタリで地球が公転しているわけではなく、厳密には365日と6時間ちょっとかかっており、その誤差で春分は毎年約6時間ずつ遅くなっていきます。春分の日の日付がずれるのはそのためです。
とはいえ永遠にずれ続けるわけではなく、閏年で修正され毎年3月20日〜21日あたりに落ち着きます。
■春分の日の過ごし方
この時期の日本の風習といえば何でしょうか?勿論お彼岸ですよね。
春分の日の前後3日、計7日間がお彼岸です。この時期にお墓参りにいく方も多いのではないでしょうか。
彼岸とは、サンスクリット語(インドの古典語)の波羅蜜多(パーラーミター)を訳した到彼岸(とうひがん)という言葉の略で、彼岸に至るという意味を持ちます。
仏教では、私たちのいるこの世の世界を「此岸(しがん)」、仏様やご先祖様がいるあの世の世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
彼岸というのは極楽浄土、いわば天国のようなところです。
彼岸に至るというのは、煩悩に打ち勝ち悟りの境地に達すること、そのための修行を積むことを意味します。
春分の日は太陽が真東から昇って真西に沈みます。
古くから極楽浄土は真西にあると考えられている為、春分の日に太陽が沈む方角に極楽浄土があると信じられてきました。
人々は、この時期に太陽の行く手に向かって拝むことは極楽浄土を拝むことと同等であると考え、煩悩を払うために西に沈む太陽に祈りを捧げていたそうです。
そして、お彼岸にお墓参りに行くという風習は、この信仰に「お彼岸はこの世とあの世が結ばれる」という考えが加わったことが由来です。
春分や秋分は太陽が東西へ一直線に動く為、この世(此岸)とあの世(彼岸)がもっとも通じやすい日と考えられるようになりました。
そこから、この時期にご先祖様に手を合わせることで、ご先祖様への思いも通じやすくなると信じられ、お彼岸は先祖供養の日として捉えられるようになりました。
だから私たちは、お彼岸にお墓参りに行っているんですね。
このように、太陽の動きや仏教の信仰が合わさって、今の「お彼岸」という風習が成り立っています。
私たちは、古くよりお彼岸を先祖供養の日として大切にしてきました。
そして7日間のお彼岸期間の中でも、お墓参りは春分の日がベストとされています。
普段お墓参りをされない方も、祝日になる春分の日を利用してお墓参りに行き、ご先祖様をしのぶ時間を持つのはいかがでしょうか。
■この時期のおすすめアイテム
さて、これまで春分の日について詳しくお話ししてきましたが、この日を境に厳しい寒さの冬が終わり、ようやく暖かい春が訪れます。
草木が芽吹き、花咲く春。待ちに待った季節の到来です。
でも、前向きな気持ちの一方で、年度末を迎え疲れがたまりやすく、季節の変わり目と生活の変化で体調を崩しやすい時期でもあります。
そんな時は、植物の力で優しくケアしてくれるハーブティーで心も体もリラックスしましょう!
ハーブティーならではの自然由来の豊かなフレーバーが自律神経に働きかけ、リラックス効果をもたらしてくれます。
もうすぐ春分の日。ハーブティを取り入れて、心身共にバランスを崩しやすい時期をしっかり乗り切りましょう!
・シャキッとしたい朝にお勧め
「有機ハーブティー スタートユアデイ」
・疲れた時に
「有機ハーブティー スイートミント」
・とにかくリラックスしたい時
「有機ハーブティー カーム&リラックス」
・質の良い眠りをサポート
「有機ハーブティー スリープ&ドリーム」